【広島県】竹原(竹原市)
竹原「西方寺門前」(広島県竹原市)2012.07.09撮影
古くから瀬戸内海に面した港町として栄えた竹原。
江戸時代初期に領有した広島藩が干拓事業を始めたが、塩分が多く稲作に不向きだったため、塩田に転換したところ見事に成功し、製塩業で隆盛を極めることになる。
同時に廻船業、酒造業なども栄え、それらの財力で旧市街地の中心部に今も残る街並みができた。
「安芸の小京都」と呼んでいるが、京都にはこれほど豪勢な町並みは残っていない。
それだけ竹原の経済力に裏打ちされた町家の数々が美しい。
町並み保存地区はそれほど広くないが、その中央部の山手にある西方寺の石段から眺めた家並みが面白く、たびたび絵や写真で紹介されている。
0コメント